遠近両用めがねって?

遠近両用めがねのレンズは、遠くを見る部分と近くを見る部分が配置されており、単焦点レンズ(いわゆる普通の近視用レンズや遠視用レンズ)とは異なります。
遠近両用めがねは遠くも近くもカバーできるため、めがねを掛け替えるわずらわしさがなく、利便性が高くなります。
遠近両用めがねって?

遠近両用めがねの種類

一口に遠近両用めがねといっても、様々な生活パターンにあわせた種類があります。

華道や読書など、室内での趣味や細かい作業をされる方。

お買物、家事、コンピュータ画面を見ての作業など、室内で活動される方におすすめ。

めがねを常用される方や、主に屋外で活動される方におすすめ。

累進帯(るいしんたい)の長さとは?

累進帯の長さとは、遠用から近用へ度数が切り替わる距離のことです。

<累進帯が長い>

  • 緩やかな変化で疲れにくい
  • 遠用から近用ポイントまで目の移動距離が大きい
  • 大きいレンズで広い視野を確保
  • 中間距離も楽に見える

<累進帯が短い>

  • 変化が急激なため歪みを感じやすい
  • 遠用から近用ポイントまで目の移動距離が小さい
  • 小さいレンズデザインでも使用可能
  • 中間距離の視野が狭い

レンズの設計の違いは?

レンズの設計には、大きく分けて3種類あります。

外面累進レンズ

レンズの外側に累進面を設計。
めがねを常用している方におすすめ。

遠用ポイントから近用ポイントまで、目の移動距離が小さく疲れにくい。

ただし、近方視野の狭さを煩わしく感じる場合がある。

内面累進レンズ

レンズの内側に累進面を設計。
めがねが初めての人におすすめ。

累進面が眼に近いため、近用の視野が広く歪みも少ない。

一方、遠用ポイントから近用ポイントまで、目の移動距離が大きくなる。

両面複合累進レンズ

レンズの両側に累進面を設計。
遠視の方や度数の強い方におすすめ。

視野が広く、ユレ・ユガミが大幅に少ない。

見え方のデメリットは少ないが、設計が複雑なため、価格が多少高い。

まとめ

いかがでしたか?
快適なめがねは、まず自分の視力を理解すること、そして使用目的に合わせたレンズ選びが重要です。

さばえめがね館東京店では、レンズ選びからフィッティングまで、快適なめがねをお仕立てするために、とことんこだわります。
ぜひ店舗までご相談ください。